10.212014
第38回ひるFD 一斉授業にグループワークを取り入れてみる
以下の日程で、ひるFDを実施しました。
[講演会の概要]
テーマ: 一斉授業にグループワークを取り入れてみる
~そのとき教員は何に気をつけるべきか~
担 当: 末本 哲雄(高等教育開発センター)
日 時: 2014年10月21日(火)12:20~12:50
場 所: 高等教育開発センター室1(旦野原キャンパス教養教育棟2階)
[案内文]
毎週火曜日の昼休みに30分程度で可能な授業改善ネタを提供しています。
興味ある方はお気軽にお立ち寄り下さい。
[内容]
FDの義務化以来、授業改善に様々な工夫が取り入れられてきました。
しかし、受講生数、教室設備、知識伝達という主目的などのため、
チョーク&トークの一斉授業を変えられないという先生も多いかと思います。
そこで今回のひるFDでは、堀裕嗣(2013)「一斉授業の10の原理100の原則」学事出版より
グループワークに関わる部分を取り上げ、
講義への導入や構成の検討にあたって、教員が何に気をつけるべきなのかを議論します。
各先生の経験やお考えも議論素材として提供いただけると幸いです。
[対象]
・講義主体の授業を行っていて、、何か変化をつけたいと思っている先生
・講義主体の授業を行っており、短い時間で可能な何らかの工夫を取り入れている先生
[参加者]
・経済学部…1名
・高等教育開発センター…2名
・高等教育開発センター…1名(資料のみ)
[報告]
冒頭に「フレームワークの原理」として授業の前提を確認した後、
「グループワークの原理」「パーソナライズの原理」を経由し、
「小集団交流を機能させる」について勉強をしました。
話題は次第にグループワークでの留意点や授業設計上の工夫から各自の授業経験に移り、
グループワークを”うまく”やるためのコツを探している旨や
資格関連科目で求められる内容の網羅性とグループワークのバランスについて議論しました。
経済学部の先生は前日の「基礎演習」でのグループワークに課題を感じ、
たまたま見つけた今回の内容に興味を感じて参加してくれたそうです。
「グループワークをやるにしても、今回のような技術や参考になる小ネタなどを共有するFDは
学部では開催されておらず、具体的であるほどニーズがあるはず」との感想をもらいました。
ひるFDは気楽にやっているため、十分な準備のもとで実施されないこともありますが、
ニーズがあると分かれば、準備してワークショップ型FDや研修会に発展させたいと思います。
(文責)末本 哲雄