きっちょむフォーラム2014

 学内合同研修会「きっちょむフォーラム2014」を開催しました。 今回は、「大分大学のアクティブラーニング、キックオフ研修会」として、本学教員による2件の実践報告をもとに議論しました。 概要は以下のとおりです。

[講演会の概要]

  テーマ: 大分大学のアクティブラーニング、キックオフ研修会

  報告1: 「生活科の授業づくりのための実践例」
       竹中 真希子(教育福祉科学部)

  報告2: 「教養教育科目におけるインターンシップを組み込んだ授業の開発」
       岡田 正彦(高等教育開発センター)

  日 時: 12月3日(水)14:50〜16:35
  場 所: 教養教育棟35号教室(旦野原キャンパス)
       病院第1会議室(挾間キャンパス:遠隔配信)

  参加者: 本学の教職員18名

きっちょむフォーラム2014
趣旨説明

きっちょむフォーラム2014
報告1 竹中真希子先生

きっちょむフォーラム2014
報告2 岡田正彦先生

きっちょむフォーラム2014
参加者

[報告1]

 竹中先生から、生活科の指導法・教育法に関する集中講義の様子が、豊富な写真記録により紹介された。教材研究が一通り完了した段階で授業を作り込むための作業をグループワークで進めるため、単語連想法の紹介を兼ねてプリントを配布し作業させている。特に授業を構造化することに主眼を置いている。また、グループ分けをくじ引きとすることで、話したことのない人とも話さなければならない状況を作り出している。グループワークにあたっては作業内容をパワーポイントで示し指示を明確化する工夫がある。作製した構造図を隣のグループにプレゼンすることで情報の共有化を図るとともに、学んだことのふり返りを行う授業実践でした。

[報告2]

 岡田先生から「教養教育科目におけるインターンシップを組み込んだ授業の開発」として、教養教育科目で開設している4つの授業「中小企業の魅力の発見~インターンシップセミナー~」「学習ボランティア入門」「プロジェクト型学習入門1~インターンシップセミナーB~」「プロジェクト型学習入門2~インターンシップセミナーB~」をもとにした実践報告であった。それぞれの授業の概要の説明のあと、学生による授業評価、学んだこと、習得した能力などについて、アンケートや成果物、レポート等に基づく調査結果が報告された。その結果、学ぶ意欲の向上やキャリアデザインの具体化、地域連携の活用等の成果が上げられるものの、成果の客観的な測定方法、セメスター単位での実施によるカリキュラムの限界、就職活動まで視野に入れた支援体制についての課題が指摘されました。

[質疑応答]

 授業中のスマホの使用について、グループの分け方、知識伝達型授業とはことなる成績評価のあり方について、報告者とフロア参加者を交えて活発な議論が行われました。

(文責)牧野 治敏

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