授業公開・授業検討会 FD ワークショップ 2011

 本学教員の教育改善のために,互いの授業を参観し,それを題材とした検討会によるワークショップを実施している。本年度は下記のように実施した。

[授業公開の概要]

日付 科目名 担当者 所属
1月24日(火) 日本語はおもしろい 日高 貢一郎 教育福祉科学部
1月26日(木) 機械力学 劉 孝宏 工学部
1月26日(木) 原価計算論II 加藤 典生 経済学部
1月27日(金) 理科教育学入門 牧野 治敏 高等教育開発センター
 

[授業検討会の概要]

  日 時: 2012年1月27日(金) 17:00~18:00
  場 所: 高等教育開発センター室1(旦野原キャンパス)
  参加者: 5名

 授業を参観したものの,検討会に出席できない先生からは,授業を参観してのコメントと自分の授業での工夫等を記入したコメントシートを提出してもらい,検討会でその内容を紹介し,検討会での意見として扱った。
 検討会は本センターの専任教員,牧野氏の司会で始まり,最初に各授業の特徴について(対象学生,授業形態,使用メディア等)の説明と,欠席者によるコメントシートの紹介があった。次に自己紹介を兼ねて,今回の授業の概要と学生に学習させたい内容とそのための工夫,感想等が紹介された。公開された授業はいずれもベテランの教員による授業であり,独自の工夫により参観者には非常に参考になるものであった。そこで,検討会の参加者達が抱いている授業での課題について,互いの成功事例等を元に改善策を探す話し合いとした。
 授業での問題点として,授業中に電子辞書を使わせるとスマートホンで遊んでいても分からないこと,授業にのってこないこと,適切な課題の出し方が分からない,提出物を返却しても取りに来ない,提出物の添削に時間がかかる割に学生からの評判が良くない等が挙げられた。
 学生の参加意識を高めるためには,どんな授業を望むのか学生から出させる,協調学習を取り入れる等の意見があった。また,教室での課題について,教員が解きながら解説するという手法で,学生の集中力を維持できるという今回の授業での事例も紹介されまた。さらに,課題は回答がたくさんあり,評価基準がしっかりしているものの例として,商品として成立するふたの閉じる箱という具体例での説明もあった。いずれも具体的な事例から改善策を探ることで,参加者には有意義な検討会となった。

[参考]案内チラシ(PDF)

(文責)牧野 治敏

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