FD・SD研修会「自発的に学生が動き出す仕掛けとは(6月4日)」報告

大分大学 教育サロン型FD・SD

教員×職員×学生
「自発的に学生動き出す仕掛けとは?」〜社会人基礎力を養成するために〜

大分大学のFD・SD研修会を2016年6月4日(土)、13時〜18時の日程で「ホルトホール大分 サテライトキャンパスおおいた」で開催しました。
この研修会では大学での普及が進みつつあるアクティブ・ラーニングについて、実施に学ぶとともに、大分大学が平成27年度より採択された「地(知)の拠点大学による地方創生」事業(COC+)に関連して、地域で学び地域で活躍する学生を育てるために大学ではどのような教育をすれば良いのかをテーマとしました。

最初に大分大学副学長 越智義道 理事(教育担当)より、挨拶があり、大分大学が「地(知)の拠点事業」に取り組んでおり、大分県内の大学の連携を進め、地域で学生を育てること、教養教育の改変など教育改革が進められていること等の説明がありました。

当日のプログラムは3部構成で進められました。
第1部では、教育サロン型研修会の発起人の一人である福岡大学の山口住夫氏より、研修会の考え方とルールの説明がありました。次にファシリテータの本田貴継氏により、参加者個人個人の学習パターンを指標としたグループ作りと、そのグループのメンバーがを話しやすい雰囲気をつくるためアイスブレークとして、「記者会見」というアクティブティを体験しました。

教育サロンについての説明

教育サロンについての説明

 

第2部は話題提供として、学生が地域に出かけ学習する仕組みを実践している北九州市立大学地域共生センターの事例を村江史年先生から紹介していただきました。村江先生は大分大学の卒業生で、ご自身の学生時代の生活も含めての自己紹介とともに、学生たちが活躍する仕組みとして、北九州市立大学421ラボの役割、学生によるプロジェクトの内容とカリキュラムとの関係、学生の成長、学生がやる気を出す仕組み等の丁寧な紹介がありました。

村江氏による講演

村江氏による講演

 

第3部では、アクティブラーニングによる学びあいと成果発表の位置づけとして話題提供を受けてのグループワークにより、学生が活躍するためにどうすれば良いのか、参加者自身の日頃の教育に対する思いも交えながらの話し合いと、その報告でした。学生、職員、一般社会人、教員という立場を超えて本音で、それぞれが思いのたけを語り合うことで有意義な研修会となりました。また、各グループでの検討内容は「どこでもシート」を使うことで、簡単に発表会資料となる方法を実践しました。実際の授業で、すぐに使える方法です。

発表風景1

発表風景1

発表風景2

発表風景2

どのグループも規定の発表時間をオーバーする熱の入った報告でした。各グループの議論の様子をうかがい知ることができる報告会でした。

今回の研修会には29名の参加がありました。(教員:大分大;15人、他大学3人、学生;大分大4人、APU;1人、社会人;6人)参加者からは、従来の研修会とは大きく異なり、非常に楽しく有意義であったと大変好評でした。最後に、発表パネルを背景に記念撮影をして終了しました。

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記念撮影

文責:牧野治敏(FD・授業評価部門)2016/06/07

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